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大曲の花火/全国花火競技大会2023歴史や結果を調査!土浦、熊本八代との違いも

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当ブログにお越し頂きましてありがとうございます。

今回の記事では、毎年70万人以上が集まり、日本でも屈指の全国花火競技大会である「大曲の花火」のこれまでの歴史や結果ついて調査しています。

茨城県土浦市、熊本県八代市で行われている大会との違いについても書いていますので、ご参考になれば幸いです。

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大曲の花火の歴史について

いつからはじまった?

第1回大会の開催は1910年(明治43年)。諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり、100年以上の歴史があります

2000年(平成12年)には、内閣総理大臣賞(全国で「大曲の花火」と「土浦」の2つの大会のみ)が夜花火の部の最優秀賞として加わり、今現在では、経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣賞・観光庁長官賞も授与されています。

なかまきのまま
なかまきのまま

大曲(現:秋田県大仙市)は昔から花火が盛んな土地でした。


花火師の総合力を競う大会

選抜された28社が3部門すべてに出場し、総合評価によって優勝者(内閣総理大臣賞)が決定。花火師の総合力を競う大会になっています。

下記では、昼花火の部・夜花火の部の3部門についてご紹介しています。

昼花火の部

昼花火の競技は、全国でも「大曲の花火」だけ。昔から花火通の粋人が好む花火でした。

5号玉5発(煙竜/煙物や割物)で競技を行います

●5号玉…高さ190から200mまであがり、花火直径は150から154m。

・煙竜/煙物…夜の光の代わりに色煙(紅・黄・青・緑・紫など)を駆使して空に模様を描き出します。模様の多様化と色彩を鮮明に描き出すのがポイント。

・割物…夜の割物花火と全く同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわす。非常に手の込んだ技術的にも高度なものです。花火の形と鮮明な色彩がポイント。

なかまきのまま
なかまきのまま

花火玉のサイズは2号から40号まで。
5号以上であれば、一発で打ち上げて鑑賞するに値する大きさに。10号以上になると、より広い場所で打ち上げる必要があります。


夜花火の部

10号玉2発(芯入り割物/自由玉)と創造花火で競技を行います

●10号玉…高さ330mまであがり、花火直径は280から300m。

・芯入り割物(芯入割物で三重芯以上とする伝統花火)…芯入割物とは、同心円状に真円を描く菊型花火のこと。競技では四層以上の円を描く花火が対象。 打ち上げられた玉が最高点に達したときに、真円で開花し変化しながら一斉に消えるものが理想とされます。

・自由玉(芯入割物の部と重複しない自由創造的な花火)…芯入割物の部と重複しない花火で、星が長くゆっくり下へ垂れてくる冠菊(かむろぎく)や上空で開花した後少し遅れて一斉にいくつもの花火が咲く千輪(せんりん)、型物など。競技では花火師の意図や色彩や形に見られる創造性と技術的なまとまりのある花火が対象。

●創造花火…従来の丸型の概念を破った花火。 昭和39年(1964年)の大曲の花火から全国で初めてとり入れられた花火で、秋田県大仙市が創造花火の発祥地。打ち上げ花火にテーマを設けて、色彩・リズム・立体感・構成など、花火師の創造性・独自性を追求したもの。


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大曲の花火のこれまでの結果について

内閣総理大臣賞

昼花火の部及び夜花火の部(10号玉2発・創造花火)を総合的に審査した結果、最も優秀と認められる花火を作った花火師に贈られる最高の栄誉です。(第91回大会から昼花火も内閣総理大臣賞の審査対象になりました)


前回、第94回大会の最優秀賞・内閣総理大臣賞は株式会社マルゴー(山梨県)でした。下記では、過去20年間の歴代受賞者を一覧にしています。

内閣総理大臣賞
歴代受賞者
第93回野村花火工業㈱茨城県 第83回   ㈱北日本花火興業秋田県 
第92回(有)菊屋小幡花火店群馬県第82回野村花火工業㈱茨城県
第91回野村花火工業㈱茨城県第82回野村花火工業㈱茨城県
第90回野村花火工業㈱茨城県第80回㈱紅屋青木煙火店長野県
第89回㈱ケブン静岡県第79回野村花火工業㈱茨城県
第88回野村花火工業㈱茨城県第78回野村花火工業㈱茨城県
第87回㈱小松煙火工業秋田県第77回㈱磯谷煙火店愛知県
第86回㈱山内煙火店山梨県第76回㈱北日本花火興業秋田県
第85回㈱紅屋青木煙火店長野県第75回㈱磯谷煙火店愛知県
第84回㈱山﨑煙火製造所茨城県第74回㈱菊屋小幡花火店群馬県
なかまきのまま
なかまきのまま

観覧する前に気になる出場者、出場順などわかればチェックしておくといいかも。

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全国花火競技大会は大曲だけ?土浦、熊本八代との違いも

全国花火競技大会の名称がついた花火競技大会は秋田県大仙市で行われている「大曲の花火」だけです。【日本三大花火大会】であり、【日本三大競技大会】のひとつでもあります。

日本三大花火大会は下記の都市で開催されています。

【日本三大花火大会】

  • 長岡まつり大花火大会/新潟県長岡市
  • 全国花火競技大会(大曲の花火)/秋田県大仙市
  • 土浦全国花火競技大会/茨城県土浦市

続いて、日本三大競技大会は下記の都市で開催されています。

【日本三大競技大会】

  • 伊勢神宮奉納全国花火大会/三重県伊勢市
  • 全国花火競技大会(大曲の花火)/秋田県大仙市
  • 土浦全国花火競技大会/茨城県土浦市


土浦全国花火競技大会とは

茨城県土浦市で行われる土浦全国花火競技大会は「大曲の花火」と同じく【日本三大花火大会】であり、【日本三大競技大会】でもあります。

1946年から1991年まで「全国花火競技大会」と称していたため、同名の花火大会が2つありましたが、1992年に改称しています。この期間に「大曲の花火」が一般的に浸透したと言われています。

2022年は11月5日17時30分から桜川畔で行われました。

なかまきのまま
なかまきのまま

開催地である大仙市が昔、大曲市だったので一般的に「大曲の花火」をして知られています。


やつしろ全国花火競技大会とは

熊本県八代市で行われるやつしろ全国花火競技大会は西日本で唯一開催される全国花火競技大会です。2022年は10月15日18時から八代市球磨川河川緑地で行われました。

なかまきのまま
なかまきのまま

少しづつ名前が違いますね。


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まとめ

・全国花火競技大会である「大曲の花火」の第1回大会の開催は1910年(明治43年)で100年以上の歴史がある

・前回、第94回(2022年)大会の最優秀賞・内閣総理大臣賞は山梨県の株式会社マルゴー。観覧前に気になる出場者や出場順などわかればチェックするのもおすすめ

・日本三大競技大会は、伊勢神宮奉納全国花火大会(三重県伊勢市)、全国花火競技大会/大曲の花火(秋田県大仙市)、土浦全国花火競技大会(茨城県土浦市)で行われている

・熊本県八代市で行われるやつしろ全国花火競技大会は、西日本で唯一の花火競技大会

開催される8月下旬には、夜の気温が下がり冷涼な気候になるので北国の短い夏の終わりを象徴するイベントなのだそうです。是非、行かれてみてはいかがでしょうか。

花火
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