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今回の記事では、台風22号について調べています。台風のたまご(熱帯低気圧)の発生状況や台風になった場合の進路予想なども書いていきますので、ご参考になれば幸いです。
台風22号2023 最新のたまご発生状況について
2023.11.26現在、台風22号のたまごは発生していません
台風のたまごについての詳しい解説は【台風のたまごとは】をご覧ください。
台風22号2023 最新のシミュレーションについて
気象庁以外にも、米国などのサイトで台風情報が確認できるので、複数のサイトをみて備えていきたいですね。
各機関の紹介と図の見方とともに、最新のシミュレーションや進路予想をご紹介していきます。
日本に近づいてきたり上陸のおそれがあるときは、気象庁の情報をまず確認してくださいね!
気象庁の進路予想は?
2023.11.26現在、台風22号は発生していません
台風22号2023による列車の運行状況
台風22号2023による飛行機の運航状況
ANA (国内線) (国際線)
JAL (国内線) (国際線)
【JTWC】米軍合同台風警報センターの進路予想は?
2023.11.26現在、台風22号は発生していません
【JTWC】とは
Joint Typhoon Warning Center(JTWC)は、米国海軍と空軍が共同で設置した機関の情報で、精度がよいと言われているそうです。一般の方でも気軽にみることができます。
上記の画像下にある丸や文字の見方は、
黄色丸(LOW)⇒24時間以内の発達は考えづらいが注視しておく
橙色丸(MEDIUM)⇒24時間以上後に発達するかもしれない
赤色丸(HIGH)⇒24時間以内に発達する ※台風のたまご
赤矢印⇒台風
黄文字(NO SUSPECT AREAS)⇒疑わしい部分はない
となっています。
日本時間になおすときは時差の9時間(+9)を足してみてください。
【例】23/1800Z は、23日18時のことです。
18に9を足すと27なので、日本では日をまたいだ24日3時になります。
台風号数のズレについて
日本とアメリカでは、台風認定機関が違うため号数にズレがあります。
台風と認定する基準が変わるため、日本の認定順とは異なる場合も出てきます。
また、図の「09W」や「10W」の数字は北西太平洋または南シナ海の領域で発生した台風の数を表しています。
以前発生した台風8号ドーラは、西経180度より東の北太平洋東部および北大西洋で発生したハリケーンが日付変更線を越えて台風になったので「8」という数字が重複する形になりました。
【ECMWF】欧州中期予報センターの進路予想は?
2023.11.26現在、台風22号は発生していません
【ECMWF】とは
the European Centre for Medium-Range Weather Forecasts(ECMWF)は、イギリスに本部のある国際組織で、最長10日先までの台風予報を見ることができます。
日本で確認できるのは5日間なので、もうすこし先まで知ることができます。見方をご紹介します!
【アクセス方法】
・ECMWFにアクセス ※この時点で翻訳しておくと便利です
・予報 ⇒ チャート ⇒ 中期チャート ⇒ 平均海面気圧と850hPa風速をクリック
・上記の画面が出てくるので、左にある【エリア】を東アジアに変更する
※【有効期限】で好きな時間を選択できます
※日本時間に直すときは時差の8時間(+8)を加えてみて下さい
【例】2023年7月31日(月)12UTC ⇒ 2023年7月31日(月)20UTC
台風発生前から台風の進路が予測できるのもポイント!風が強い部分が濃くなっていたりと、直感的にわかりやすい。
windyの進路予想は?
2023.11.26現在、台風22号は発生していません
日本付近の現在の様子がよくわかります。「ハリケーントラッカー」の項目を選択すると台風の情報がより詳しくわかります。
【windy】とは
チェコの「Windy. com」が運営。ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、アメリカ国立気象局(NWS)、ドイツ気象局(DWD)、スイスの気象サービス会社メテオブルー(Meteoblue)が公表している気象データが使われています。
風の動きの他に、雨や雷など項目を選択することができます。こちらも視覚的にわかりやすい!
台風の見方について
台風情報を確認するとき、進路の地図や用語がでてきますが、知っておくと理解が深まり防災意識が高まりそうです。
進路図をみていくと、〇〇域と表示されているのがわかります。それぞれに基準があり、
黄円:風速15m/s以上の強風域
赤円:風速25m/s以上の暴風域
白円(予報円):気象庁の予想で12時間後、24時間後、48時間後、72時間後に台風の中心が到達すると予想される範囲
赤線:暴風警戒域(台風の中心が予報円内に進んだ場合に暴風域に入る可能性のある範囲)
※台風の暴風域が無くなる場合、暴風警戒域は無くなり、予報円のみとなる
となっています。
また、気象庁の基準では、台風の勢力の強さはヘクトパスカルではなく風の強さと大きさで決められます。気圧の傾斜のキツさも関係していることから天気図でも台風の勢力を確認することができます。
●ヘクトパスカル【中心気圧が低ければ低いほど風は強くなる】
●風の強さ(最大風速)【三段階ある】
強い台風:秒速33メートル~44メートル未満
非常に強い台風:秒速44メートル以上~54メートル未満
猛烈な台風:秒速54メートル以上
●大きさ【強風域(風速15m/s以上)の半径で分類される】
大型の台風:風速15m/s以上の領域の半径が、500キロ以上800キロ未満
超大型台風:風速15m/s以上の領域の半径が、800キロメートル以上
●気圧の傾斜【天気図の等圧線の間隔が狭いほど(急であればあるほど)風は強くなる】
上記の台風は、最大風速45m/sと「非常に強い台風」に分類されるのがわかります。天気図で台風をみてみても等圧線が詰まっており、勢力が強いです。
最後に
地球温暖化の影響で海面水温の上昇し、さいきんの台風は威力が増してきているそうです。威力が強ければ、広範囲に大雨などの災害が発生する可能性高くなります。
さらに、今年の台風発生数は例年の25個よりもやや多い29個前後と発表になっています。
こちらの記事でご紹介した内容が、安全な台風シーズンを過ごすお役にたちますように。
随時更新していきます。